キーワードモデレーションシステム案について

あまりに大きな変更なので、これでうまく行くのか行かないのか想像がつかないのですが、今までに書かれた他のユーザーの方の意見を参考にしたうえで、今の時点で考えたことを書いておきます。

  • 賛成反対の投票の対象の明示が必要
    • 評価の対象は「キーワード」なのか「説明文なども含めたキーワード全体なのか」を明示する必要がある。投票者によって評価の対象が異なっていては投票結果の信頼性が低くなるからである。
    • そして、評価の対象は説明文などを含まない「キーワード」それ自体のみであるべきだと思う。なぜなら説明文などは常に変化しうるものであり、ある時点での「説明文なども含めたキーワード全体」に対する評価は、その後に変化した「説明文なども含めたキーワード全体」に対する評価とはいえないからである。また、説明文に対する不満は説明文の編集によって解消が可能である。
    • また、原案ではキーワードが削除された場合にそれを評価として背負うのはキーワード作成者になっているが、このことからも複数人が関わる説明文の内容まで評価の対象に含むべきでない、他人の編集した説明文の内容がマイナス評価され、その評価をキーワード作成者に背負わせるのは酷であるからである。
      • (補足)編集者にも評価を背負わせればよいというわけではない。あくまで個人責任が原則であるべきで、そのキーワードに関わった人すべてに評価を背負わせるとすると、不適当なキーワードや説明文に関わることでマイナスの評価を背負うことを恐れて、キーワードの編集がためらわれ、キーワード全体が停滞するおそれがあるからである。(キーワードを育てていくことをためらわせてしまう)
  • 閾値が一定以下のキーワードの削除には反対。
    • 規約違反でないキーワードをめぐるトラブルは、「自動リンクさせない」ことでそのキーワードを残したい人と削除したい人の共存を図ることができるのではないか。よって、閾値が一定以下のキーワードは「削除」ではなく「自動リンクしない」とすれば足りる。「自動リンク」ははてなの魅力であるが、「削除されたキーワード」も「自動リンクされないキーワード」も「自動リンクされない」ことでは同じである。
    • その上で、閾値が一定以下であり、かつ、ユーザーからの削除提案があったキーワードは「評議会にかけて削除するかを決める」こととする。この場合ははてなは一定期間内に評議会を開催しなければならないとする。としたらどうだろう。
      • (補足)もしも削除を行うのなら適正手続きを踏むという意味で「閾値が一定以下」から「削除」に至る間に、全ユーザーに告知する手続きを挟んで欲しい。大多数のユーザーが知らぬ間にキーワードがひっそり消えていくのはコワイ。例えば「閾値が一定以下になる」「はてなダイアリー日記内およびお知らせメールでの告知」「一定の猶予期間」「それでも閾値が変わらない」「その時点で削除」のような流れ。
  • 現行の削除予定キーワードシステムの廃止には賛成
    • キーワードが削除されるのは(1)規約違反を理由とするはてなによる強制削除。(2)誤登録を理由とする登録者による削除(登録者が無言で放置する場合は誤登録のはてなへの通報によるはてなによる削除)。(3)評議会の決定に基づく削除。のみとする。無益なキーワードは、モデレーションシステムにより自動リンクされない(されにくくなる)ことで満足してもらう。有害なキーワードは規約違反による削除、評議会による削除を期待する(評議会にかけることが可能となる閾値をゆるめに設定すれば、この2つでほとんどの変なキーワードに対処できると思う)。
  • 登録できる「キーワードの品詞を問わない」には積極的には賛成できない。
    • これは登録者の評価システムとの併用が前提だろうが、削除されるほど閾値が下がるキーワードはまれで、多数のキーワードを登録すれば登録者の評価を操作できる(あげることができる)と思われるので、評価システムの有効性に疑問を感じるから、積極的には賛成できない。
    • この、評価の操作については、「作成したキーワードの数」と「自動削除された数」の比較で作成者を評価するのではなく、(1)「自動削除された数」のみを「作成者の評価」とするか。(2)「作成したキーワードのうち一定以上の高い閾値を得たキーワードの数」と「自動削除された数」の比較によって決めるならば、原案よりは評価の操作がしにくくなるかもしれない。(自動削除には反対だが仮に「自動削除」のママで)
    • もし原案のままで実施するなら、一人のユーザーが一定期間に登録できるキーワード数の上限を決めないと混乱がおきると思う。
  • 最後に、ユーザーからでた意見のなかから採るべきものは採って原案を修正し、そのうえで修正されたキーワードモデレーション案で一定期間のテスト運用を実施し、そこで明らかになった問題点を可能な限り修正したあとで正式に実施するようにして欲しい。(その間は自動削除はなし)
  • (4/1追記)
    • 「あるユーザーがこれまでに作成したキーワードがどのように評価されているかを、次の新キーワードの評価として反映する」には疑問
      • 評価の低いユーザーでもおかしなキーワードばかり登録しているわけではないはず、同じキーワードがAさんが登録した場合と、Bさんが登録した場合で異なる評価を背負って生まれるのはおかしくないだろうか?評価の低いユーザーには登録できるキーワード数に制限をしたらどうだろう。(→少数しか登録できないので厳選されたキーワードを登録するようになる。それでも変なキーワードを作成し続けるなら最低ランクの評価の人はキーワード作成権を剥奪してもよい)