『「開票率0%」でもう当確が出る理由』

http://d.hatena.ne.jp/manpukuya/20070409
昨日、吉田音ちゃんの「夜に猫が身をひそめるところ Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉 (ちくま文庫)」を読んだばかりなので、これって『決して「謎を解かない」』大人の思考ゲームなのかなと思ったりもしたのですが…(^^;

聞いた話によると、投票が終わったら投票箱を開けて、まず投票用紙を候補ごとに分けて山を作るのだそう。その上で、各候補の票数を数えるのだそうだ。

だから、投票用紙を候補ごとに分けた段階で、もし山の大きさが圧倒的に違っていれば、票を数えるまでもなく当選確実だとわかるしくみなのだとか。


まんぷく::日記-「開票率0%」でもう当確が出る理由

以前にどこかの局の選挙番組でみた気がするのですが、過去の選挙や調査のデータ(特に各党の基礎票のデータ)、選挙期間中の事前調査、投票日の出口調査、実際の投票率などの数字をもとにすれば、例えば『A候補は250万票(誤差プラスマイナス50万票)でB候補は200万票(誤差プラスマイナス50万票)』みたいな予測は実際に票を開けなくても出せる。
そこに実際に選管から出てきた数字を加味すると誤差の幅が狭まってきて、優勢候補の票が伸びなかった場合(予測のうちの最低の数字)と劣勢候補の票が伸びた場合(予測のうちの最高の数字)のラインがクロスしなくなった時点で当確を打つ(実際は100%逆転はないってとこまで待たないで当確を打つはずで、そのせいで稀に誤報が生じる)っていうのが最近のマスコミによる開票速報/当確の仕組みじゃありませんでしたっけ?
(天気予報なんかと同じでコンピュータの性能が上がるのと過去のデータの蓄積が増えるのにしたがってどんどん予測の精度は高まり、その一方で都市部で顕著なように支持政党を持たない浮動票が増えれば予測は難しくなるし、政界の再編があって民主党のような新しい政党が生まれると過去のデータが単純には使えなくなるのでやはり予測は難しくなる。)

で、今回のような圧勝のケースでは票なんか開けなくても8時の時点で当確は打てたんだけど、それじゃあんまりなんで8時の時点では「石原候補が優勢」みたいな表現をしておいて、「もうそろそろいいかな」という時点で当確を出したんじゃないかと。

(参考)http://www.tv-asahi.co.jp/ss/96/katori/top.html